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ゲリラ豪雨の予報と対策

積乱雲は、一般的には山沿いに発生しやすいもので、1時間ほどの短時間で発達する雲です。ところがゲリラ豪雨をもたらす都市型の積乱雲の場合は、数分~数十分とさらに急速に発達するうえ、ヒートアイランドの問題も絡んでいますので、低気圧や前線に伴う降雨と違って場所を特定するのは難しいのです。



集中豪雨の定点観測動画 1コマ10秒、動画1秒は5分です。


気象庁は、物理学の方程式に従って風や気温などの変化を計算した「数値予報データ」を使い、天気を予測しています。この数値予報の気温や風速などのデータは5キロごとのものです。これですと25キロ四方の升目で把握することになるため、ゲリラ豪雨をもたらす都市型積乱雲のような、わずか数キロ範囲の急激な気象変化を予測することはできないということになります。


結局、現在の天気予報のシステムでは、大雨になるメカニズムは分かっても、どこで局地的な豪雨となるかを、半日前など時間的な余裕をもって知ること難しいのです。


しかし、予報範囲も絞り込みが進められています。大雨洪水警報などは現在、「東京23区東部」「南大阪」など、ある程度広い範囲を対象に出されています。そのため気象庁は、2010年度から警報・注意報を市区町村単位に細分化する計画です。


DA193_L.jpgその他にも気象庁は、2012年度を目途にゲリラ豪雨を予測できる「局地予報モデル」の開発をめざしています。「局地予報モデル」は、従来の「数値予報データ」の間隔を2キロごとに縮め、ゲリラ豪雨をもたらすような数キロ~10キロ程度の積乱雲の発生が予想できるようなります。


また、新たなスーパーコンピューターの導入で、予測の解像力を2倍以上に高め、現状ではとらえられない雲の動きの予測も可能に。さらに予測時間の間隔を短くするといったことも行い、従来よりきめ細かい天気予報のシステム化を図るようです。


一方、気象庁や自治体、消防署や警察任せではなく、私たち自身も防災意識を高めておく必要があるでしょう。黒い雲が立ち込めてくるのを見たら携帯電話の天気サイトを見てみるなどは、すぐにでも出来ることです。


気象庁は、1キロ四方まで細分化した短時間予報サイト「降水ナウキャスト」を公開しています。また、民間気象会社「ウェザーニューズ」は、「ゲリラ雷雨メール」のサービスを始めています。これは、積乱雲の発生・発達をとらえて事前にメールで知らせるというもの。こういったサービスを積極的に使うことで、ゲリラ豪雨から身を守るようにしましょう。


ゲリラ豪雨を少しでも予報・予知するための具体的方法としては、こちらの記事「甘く見るな! 猛烈な「ゲリラ豪雨」から身を守る方法」がかなり参考になりますよ。パートⅡもあります。

         

ゲリラ豪雨

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